【ゾウに癌が少ない理由が解明！？】なんでゾウはガンになりにくいの？

2015年10月9日雑学

ゾウって癌になりにくい動物だそうです。ゾウがガンで亡くなったという話はそう言われてみると、あまり聞きませんね？

ゾウがガンになりにくい理由を見ていきましょう。

ゾウはガンになりにくい動物である事が、一昔前から言われていました。

ただ、理由に関しては謎のままでした。

その謎が、今回アメリカで行われた研究によって明らかにされました。

ゾウがガンになりにくい理由は、遺伝子の作りにありました。

ゾウには、腫瘍の形成を抑制するタンパク質である「p53」をコードする（DNAの塩基配列として暗号化している）遺伝子の一部が変化したコピーが38あります。

それに対して人間は、この種のコピーを2つしか持っていないようですね。

ゾウが進化していく際に、腫瘍の形成を防止する遺伝子の追加のコピーをたくさん作ってきているという事になりますね。

ゾウって、人間よりたくさんの遺伝子を持ってる動物なので、ガンになる可能性も高いはずなのにおかしいと、ずっと謎のままでした。

それが、今回の研究によって明らかにされたというニュースです。

ゾウの寿命について考えた事があるでしょうか？

ゾウの寿命は、50年から70年と、人間とさほど変わらないようですね。

野生のアフリカゾウになると、70年が平均寿命のようです。

もう人間並みですね。

自然界では、大きな動物程寿命が長いとされています。

ゾウも例にもれず、寿命が長い動物なのです。

ゾウと人間の、ガンで亡くなるパーセンテージの比較データーです。

ゾウの場合は、5パーセント未満

人間の場合は、11～25パーセント程

かなりの開きがありますね。

人間の死因の中でガンで亡くなる割合は、このままいけば今後ますます増加していくのではないでしょうか？

さらに、アメリカの研究によると、ゾウの体には、ガンに侵された細胞を殺すメカニズムがある事が分かりました。

しかも、生まれた時から備わっているとか。

ゾウってかなり凄い動物だったんですね。

今後、ガンのゾウの体内メカニズムの研究が進んで、更に人間の免疫レベルの研究が進んでいく事で、人間の癌が抑制できるようになると良いですね。

私たちが生きてるうちに、ガンの死亡率5パーセントという時代が来る事を祈ります。