上巳の節句っていつなの！？2016年上巳の節句とひな祭りと桃の節句と
2016年の上巳の節句（じょうしのせっく）が近づいて参りました。
上巳の節句とはいったい何なのでしょうか？
上巳の節句と桃の節句、そしてひな祭りについてご紹介していきます。
上巳の節句2016年はいつなの？
2016年の上巳の節句は、3月3日です。
毎年、上巳の節句は3月3日で統一されています。
あれ？3月3日ってひな祭りじゃなかったの？と思われる方もいらっしゃるはずです。
3月3日は、ひな祭りでもあり、桃の節句と言う呼ばれ方もしますね。
上巳の節句＝ひな祭り＝桃の節句という事になるのでしょうか？
上巳の節句って一体何なの？
それでは、上巳の節句とはいったい何なのでしょうか？
上巳の節句＝じょうしのせっくと読みます。
上巳の節句の由来は、中国から伝わったもので、旧暦の3月の最初の「巳の日」の事を指します。
五節句のうちの一つで、日本でも受け継がれて毎年お祝いされています。
ちなみに、五節句とは、
1月7日を人日(じんじつ)の節句
3月3日を上巳(じょうし)の節句
5月5日を端午(たんご)の節句
7月7日を七夕(たなばた)の節句
9月9日を重陽(ちょうよう)の節句
のことを言います。
上巳の節句は何をする日なの？
中国から伝わった上巳の節句とは、春の訪れを喜んで、そして無病息災を願う厄払いをする日です。
もともと中国では、上巳の日と言うのは忌むべき日だとされていました。
そのため、忌むべき日には「上巳節」を行うとされてきたのです。
なんで、上巳の日が忌むべき日とされたのか、気になりますよね？
調べてみた所、漢の時代のエピソードが出てきました。
上巳の日を忌むべき日とされた始まりは、 漢の時代のエピソ－ドからとされています。
その時代の「徐肇」という人に女の三つ子が生まれましたが、三日後に三人とも死亡してしまいました。
人々はこれはきっと何かのたたりだと、水浴をして忌み汚れを流し禊（みそぎ）をおこないました。
この日がちょうど初の巳の日であったのだそうです。
これが上巳の祓（はらい）の行事が生まれた始まりと言われています。
確かに、厄払いをしなければならない日ですね(^^;)
上巳の節句は何で桃の節句と言われるの？
上巳の節句である3月3日は、桃の節句とも呼ばれています。
中国では、桃と言うのは邪気を払ってくれる長寿の木だといわれています。
日本でも、古来から桃の木は魔除けの木として親しまれていました。
そんな桃の節句の日に、草やわらで作った人形の体をなでてけがれをうつして、健康を祈り川に流したのがひな祭りの始まりだと言われています。
その後、今現在のお雛様の人形が飾られるようになったようですね。
上巳の節句と言うのは、女の子のためのお祝いをする日だとばかり思っていましたが、色々と由来があるんですね(^^;)
上巳の節句＝ひな祭りで食べると良い食べ物は？
それでは、上巳の節句、ひな祭りで食べると良いとされている食べ物についてご紹介していきます。
まず、日本人であればひな祭り＝ひなあられなのではないでしょうか？
ひなあられは、ピンク、緑、黄色、白の四色で出来ています。これには意味があり、この四色は、四季を表しているんです。
一年間幸せでいられますようにという願いが込められて、四色で作られているんですね(^^
菱餅も、お雛様に食べられるものですよね。
菱餅は、ピンク、白、緑の三段になっています。
- ピンク＝魔除け
- 白＝純潔
- 緑＝健康
と、願いが込められてるんですね。
また、江戸時代までは桃花酒が飲まれてましたが、江戸時代以降は白酒が飲まれるようになりました。
3月3日にスーパーに行くと、「今日はちらし寿司の日」と書かれているのを観た事があるという方も多いはずです。
3月3日のひな祭りの日のご馳走は、ちらし寿司であり、ハマグリのお吸い物だと昔から決まっています。
ちらし寿司の具には、縁起の良い具が使われます。
また、ハマグリのお吸い物は、ハマグリの貝殻と言うのは対になってる貝殻じゃないとぴったりと合わないため、仲の良い夫婦になれますようにという意味が込められています。
上巳の節句には、縁起の良い食事をして女の子の幸せを願う日と言うのが現代の上巳の節句なんですね(^^
2016年3月3日、夕食はやはりちらし寿司とハマグリのお吸い物で決まりですね。
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