【痛くない虫歯治療の時代が到来!?】削らないで治す虫歯治療方が開発

雑学

突然の歯痛で、居てもたってもいられなくなった経験があるという方も結構多いのではないでしょうか?

歯医者さんに行くのが怖いという方もいらっしゃるでしょう。

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痛みを伴う虫歯治療が無痛で出来るようになる技術が開発されたと言う情報をお伝えいたします。

虫歯の治療が怖くて歯医者さんに行けない人が続出

虫歯の治療って怖いですよね?

削られるだけでも痛みを伴う虫歯の治療ですが、キーンという頭に響くあの音が嫌だという方も多いでしょう。

そうは言っても、最近の歯医者さんはかなり技術が進歩しているため、昔ほどは虫歯の治療に痛みを伴わなくなりました。

麻酔を打つ際にも、麻酔の針が痛くないように塗る麻酔を塗ってから麻酔を打ってくれたりする歯医者さんも多くあります。

また、どうしても治療が怖いという方には、麻酔を利用して寝てるうちに治療を終わらせるという方法もとられています。

レーザーを利用して、痛みを軽減したり、色々と痛いに対する対策は取られている現在の歯医者さんですが、さらに凄い無痛の虫歯治療が研究により開発されました。

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歯科治療!虫歯ってどうして出来るの?

それでは、まず虫歯ができるメカニズムからみていきましょう。

虫歯は、その方その方のライフスタイルや環境などが組み合わさって起こります。

家族で同じものを食べてて同じように歯磨きを毎日してても、虫歯になる人とならない人がいますよね?

その方の持つ口内環境が異なるためです。

虫歯は、歯の表面についた歯垢プラーク)に、虫歯の原因になる菌がついて、糖分を栄養にして酸を出す事から始まります。

この酸は歯の表面の硬いエナメル質を溶かしてしまうという恐ろしいもので、溶かしてしまう事により穴があき虫歯になります。

一度虫歯になってしまうと、歯は再生しないために削るしかありませんでした。

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痛くない虫歯治療開発!どうやって虫歯を治療するの?

先日、キングスカレッジロンドンの研究者により発表された論文により、虫歯は削らないでも治せることが発表されました。

ドリルで削るのではなく、傷みの伴わない電流を流すだけで虫歯治療が可能になるとの発表です。

どういう事かと言うと、電流を流すことで歯の再石灰化が可能になったのです。

虫歯は、酸が歯のエナメル質を溶かしてしまい穴をあけてしまうのが虫歯です。

その溶かされてしまったエナメル質を「治療用ハンドピース」という装置に組み込まれた電流を歯に流すだけで、虫歯の治療が可能になったのです。

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痛くない虫歯治療はいつから実施されるの?

今現在では、電流で虫歯が治るという装置が開発されただけの状態です。

スコットランドのReminova社が、技術の商用化に資金集めをしている段階です。

早ければ、3年以内に実現するとの見通しです。

電流を流す痛みを伴わない歯科治療のメリットは、料金も安くできるという事です。

しかしながら、料金が安いという事は、歯科医たちの儲けが出なくなってしまうという恐れもあります。

日本で、電流を流す治療が歯科医師に受け入れられるかどうかも鍵でしょう。

アメリカでも、歯科治療にスコットランドとは違う規制が存在するため、実現が少し難しいと言われているため、日本はより一層難しいかもしれません。

もし、スコットランドでこの治療が受けられるようになったら、どうしても歯科治療が怖い…という方は治療のためにスコットランドへ行くというのもありでしょう。

ただし、海外での歯科治療は保険を利用することができないため、かなり割高になってしまう恐れもあります。

今の段階では、完全な無痛治療はなかなか難しいので、虫歯にならないように気を付けるのが一番でしょう。

三か月、もしくは最低でも半年に一回は、歯石取りや定期検診に歯医者さんに通う事で、虫歯がひどくなる前に治療する事ができ、結果的にあまり痛みを伴わない治療になるでしょう。

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